出世を諦める

会社員になると嫌でも「出世」という言葉が気になると思います。
新入社員のころは、多くの同期が社長になるぞ!部長までは上がるぞ!と意気込んでいたと思います。
そして定期異動や定期昇級時は誰が上がったか等気になるものです。

新入社員同期
新入社員同期

出世して社長になるぞ!

出世の道はいばらの道

私の自己紹介でも書きましたが、私の同期は皆優秀です。
そして私の就職した時期は氷河期だったこともあり、後輩も皆優秀な方が選抜られ入社しています。
もちろん、後輩のみならず、数期上の先輩方もできる人が多いです。
どんな業務でも的確に判断し、スピード感を持って機械のように皆、こなします。そして上長への説明もいとも簡単にわかりやすい資料を作り対応する人が多いです。

出世するには、このような優秀な方々と競争しなくてはならないのです。
なので出世競争に勝つためには、仕事ができることはもちろん、会社内外でも相当な努力が必要となります。

言わばレッドオーシャンの世界です。

もし私がこのような優秀な人たちと出世競争をするならば残業も厭わず仕事もたくさんこなし、資格もたくさん取って、そして職場の飲み会にも率先して参加しなくてはなりません。
しかし、やりたいことを犠牲にして努力しても、このような人たちを差し置いて昇級できる保証も有りません。

会社での出世は投資と同じ

会社の出世は考え方を変えてみると投資に似ていると思います。
会社員は勤務先の会社に自分の時間を投資しているようなものだからです。
そこで投資した時間に対し、出世することでリターン(収入アップ)が得られれば投資は成功となります。

なので自分の能力があり、会社の仕事に適正があると思うならばとことん会社内で上を目指すのもアリだと思います。
その他にも次のようなことに当てはまるならば出世の見込みはあると思います。
・担当している業務が楽しい、嫌ではない
・担当している業務を通じて知見や技術、人脈を得られる
・社内の人と雑談を含むコミュニケーションを取るのが得意
・職場の飲み会が好き

逆に能力も足りず、適性が無いと感じたならば、出世を諦めるのも一つの選択だと思います。
いわゆる損切りです。

家族や周りのためにも出世したいと思う人もいるかもしれませんが、無理して頑張るのはキツイものです。失うものも多いと思います。
それに難しい、不得意と思うことに無理やり時間をつぎ込んでもなかなか成果が出るものではないので非効率的です。

言い方が少し悪いですが、会社は生活費を稼ぐためのところと割り切る方が無難だと思います。
もちろん、割り切ると言っても勤務時間中は仕事に専念することです。そして勤務時間外で副業や投資、場合によっては転職の検討をしても良いかもしれません。

私が諦めた理由

私に会社員としての能力が無い言えばそれまでですが、「出世はもうもういいや」と思った理由にはいくつかあります。

まずは私は入社した時からいろいろ失敗していますが、特に前任の部署で四面楚歌になるようなことをやってしまった。おかげでもう10年近く定期昇級はしておりません。
当然二期、三期下の後輩にも抜かれています。
同期にはすでに役職がついている人もいます。このような中、40歳を過ぎると先が見えてしまうものです。今から挽回というのも相当難しいと感じています。

そして次に、担当している業務が好きになれないことです。
自己紹介でも書きましたが私は電力会社に勤めているにも関わらず専門は電気ではなく化学です。
電力会社の化学専門の担当業務と言えば社内の産業廃棄物の管理や発電所の環境保全が主な業務となります。
しかしこれら業務の多くは社内向けの数値・資料の取りまとめや説明等、社内でしか通用しないスキルしか身につかないのです。
たまに社外に行くときもありましたが、その時は環境に関する基準を逸脱した等の理由で保健所や県へ謝りに行くときくらいです。
この業務に対し自分自身のプラスになることを見出しましたが、未だに見つけることはできません。
語学力が身につく、出張で社外に出れる、社外の人との人脈が広がる等、自分の得意なことが活かせて社外で使える知識、技術、人脈ができるならば少しは担当した業務を好きになれたのではと思います。

そして最後の理由が疲れる事です。
競争するのは非常に疲れます。
しかも、優秀な人たちと競うわけですから、勝つには相当な努力が必要なわけです。
当然、自分の好きなことをする時間を削らなくてはなりませんし、我慢もしなくてはなりません。
担当している業務に面白味を感じるならば、多少の我慢も我慢と感じないのかもしれませんが、そうでないならば、好きでもないことを頑張るのは苦行以外の他、何物でもありません。
このように勝てるかどうかわからない競争に乗って苦労するくらいならば、諦めた方が自分自身にとっても良いと思います。

いろいろ反論や社会人として・・・等意見はあると思いますが、このような理由で私は出世競争からは降りています。

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