海外で不動産を購入する場合、外貨が必要になります。
アメリカならば米ドル、ヨーロッパならばユーロ、オーストラリアならば豪ドルとなるでしょう。
そして、その確保方法ですが円高の時に変えておきたいものです。
しかし、為替は簡単に読めず、両替のタイミングと言うのは悩ましいと思います。
そこで私が外貨を確保した方法を書いてみます。
少しずつ両替する
両替は一気にせず少しずつ行います。
円高のピークで一気に必要な額を両替できれば良いのですが、そう簡単にピークはつかめません。
全額両替した矢先にさらに円高が進む場合もあるのです。
そんな時は損した気分になります。
なので必要額の三分の一ずつ両替する、毎月1万ドルずつ両替する等、何回かに分割して両替します。
そうすることで、両替で損するリスクが少なくなります。
この両替方法の考え方は、積立投資のドルコスト平均法に似ていると思います。
FXを使う
少しリスクがある方法です。
この方法は手元に両替する資金が十分にないときに使えます。
例えば米ドルレートが100円まで円高になったとします。
しかし10,000ドル両替したいのですが手元には30万円しかありません。
そんな時、30万円を証拠金として米ドル10,000ドルの買いポジションを建てます(USD/JPYの買建玉)。
そして資金が貯まったら、残りの70万円を追加して、受渡決済で米ドル10,000ドルを引き出すのです。
ここで注意が2点あります。
1点目は、少ない資金でポジションを建てる時はレバレッジが効いており、通常のFXと変わりません。これが先ほど少しリスクがあると言った所以です。
なので万一急激な円高が来てもロスカットされない程度のレバレッジにする必要があります。
いくら資金が無くてもレバレッジが10倍を超えるようなポジションの建て方は危険だと思います。
せいぜい2倍から3倍が無難だと思います。
そして2点目ですが受渡決済ができるFX会社を選ぶことです。
中には受渡をやっていないFX会社もあるので確認が必要です。
また、受渡ができる会社でも受渡した外貨を出金する際は手数料がかかる場合もあります。
両替した外貨の保管先
両替した外貨の保管先は通常、銀行の外貨預金口座になります。
しかし、ここでも注意が必要です。
銀行によっては口座に入れた外貨を送金するとき、外貨のままの送金ができないところがあるのです。
その場合一度、円に両替して送金することになり、両替手数料がかかってしまします。
なので、外貨のままの送金ができる銀行を選んだ方が良いと思います。
金額が大きくなると為替手数料もバカになりません。
以上、簡単に外貨の確保方法を書きましたが、機会があればもっと詳しく書いてみたいと思います。
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