ハウジングNZの話(その1)

一昨日の記事「保証という言葉に注意」でも書きましたがハウジングNZの投資に関する体験について書いてみたいと思います。

NZ政府が家賃を保証

私がNZで物件を購入する以前の今から10年以上前の話です。
当時は海外不動産は今ほどメジャーではなく、情報も現地に行かない限りほとんど得られない状況でした。
また、海外不動産に関する書籍もセミナーも限られていました。

そんな中、国内で開催されるNZの不動投資セミナーは日本に居ながら情報を得られる数少ない情報源でした。

私も例に漏れず、上京し何回かNZの不動産関係のセミナーを受けていました。

そこで必ず紹介される物件が、ハウジングNZでした。

そして言われる売り文句は

主催者
主催者

NZ政府が一括で物件を借り上げ、低所得者に賃貸するので空室の心配が無い。
しかも借り手はNZ政府なので家賃が保証される。

というものでした。

日本で不動産投資をする場合、空室が大きなリスクです。
なので、政府が家賃を保証することで空室の心配が無いというのが気になるらしく多くのセミナー参加者が関心を持っていたと思います。

さらに次に出てくる言葉が

主催者
主催者

ハウジングNZ物件は大変人気でなかなか市場に出回りません。
しかし、今回は特別に皆様に紹介できる物件を探してまいりました。
このセミナーの参加者は購入できるチャンスなのです。
今回を逃したら次はいつ市場に出回るかわかりません。

という謳い文句です。

これだけ聞くと、
①政府が家賃を保証してれるので家賃の取りっぱぐれがない。
②市場に出回らないので簡単に購入できない。
と言うことになり、早く購入しなければという気持ちになると思います。

これ以外にも
③英語は一切不要。当社がすべてサポート。
④税務、会計もすべて対応。
⑤不動産購入が永住権取得につながるかもしれない。
等々、うまい話ばかりでした。

事実、数名のお金を持っていそうな参加者は別室に通され、主催者と面談しているようでした。
幸い、その時は私は資金が無く、主催者に質問してもまともに相手にはされませんでした。

市場価格より高額

紹介された物件ですが後々知ったことは市場価格より1、2割程、高いということでした。

当時、NZの不動産サイトについては私も詳しくはありませんでしたが「NZ property」とか「NZ realestate」と検索すればなんかしらの不動産サイトがヒットするものでした。
そこで、大まかですが市場より高いこともわかりました。

また、現地の不動産視察ツアーに参加したことにより、セミナーで紹介された割高であることを確信しました。

相手も商売で、NZ非居住者向けにわざわざ紹介しているので、現地の市場価格より高い価格で紹介することは仕方がない面もあると思います。
しかし、投資家目線で見ると2割も市場より高値で買わされては、利益を出すこと自体が難しくなってしまいます。

販売者のウソ

販売者は本当に騙すつもりなのか単に知識不足なのかわかりませんが、後々に違うだろう!と思う内容もありました。

まずは政府が家賃を保証と言う点です。
厳密にいうと政府ではなく、NZの公社、第三セクターみたいな組織が借り上げているのです。
なので政府というのは誤りで半官半民の組織が運営しているのです。

また契約もハウジングNZとオーナーがリース契約を結ぶだけであり、家賃が保証されているわけではないのです。
単に借り手が公社なので滞納等のリスクが一般賃貸より低いということなのです。
(私のハウジングNZ物件の契約書もリース契約であり、保証するということは書かれていません。)

次に市場に出回らないという点です。
NZの不動産サイト「Trade me」を見ると、普通にハウジングNZ物件も掲載されているのです。

市場に出回らないという売り文句は焦らせて買わせる謳い文句だと思いました。

ハウジングNZのデメリット

当然、ハウジングNZにはデメリットもあるのです。
しかし、セミナー主催者はデメリットについてはほとんど説明せず、良い事づくめの話ばかりでした。

NZで知り合った現地の方の中にはにはハウジングNZ物件を敬遠する方も数名いました。

その理由はハウジングNZは低所得者向けの物件です。
なので低所得者には多い傾向なのか家を乱暴に扱い、設備を破壊する入居者もいるようです。
そしてその補修費は、オーナー負担になる場合もあるらしく、入ってくる家賃以上に補修費がかかるという内容でした。

また、ハウジングNZのこのような背景から物件価格が上がりにくいという特性もあるようでした。

中にはハウジングNZへの投資は面倒なことになるから絶対にやめた方が良いと言う意見もありました。

何事もメリットと表裏一体でデメリットもあるものなのです。
デメリットを話さないというのはやはり注意が必要だと思います。

デメリットを話さないことに加え、先程、お金が無くて相手にされなかったことも書きましたが、セミナー主催者は手っ取り早くお金がある人に売って儲けたいという気持ちがあったと思います。

そして、これらセミナー主催者の方々について後々現地で知ったことも多々ありました。
まだまだ長くなりそうなので後日続きを書きたいと思います。

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