グループ定期預金の話

先日の記事で現地人よりいい条件の投資は無いことを書きましたが、その一例としてグループ定期預金の話を書いてみたいと思います。

預金金利が現地NZの銀行より高い

NZに有った日系企業の話です。
その会社は不動産投資のサポートを始め留学斡旋や投資等、日本人相手に様々なサービスを行っていました。

その中の一つがグループ定期預金でした。
売りはこの会社を通じて定期預金に申し込めば、市中銀行より高い金利がもらえることでした。

当時、市中銀行の1年定期は確か5%くらいだったと思います。
一方、グループ定期預金は8%近くあったと思います。

傍から見ると魅力的なサービスですが、今思うとかなり怪しかったサービスだと思います。

代表者が死亡

ところが突然この日系企業の代表者が死亡してしまったのです。
そして、グループ定期預金として預けられていたお金もその会社に残っていなかったのです。

実際には資金運用はされておらず、金利も預けられていた資金を切り崩して支払っていたのでしょう。
返済も見込めないとのことでした。
被害総額も30億円以上です。

中には数億円の資金をこのグループ預金につぎ込んでいた人もいたようです。

また現地NZでもニュースになり大きく取り上げられたようです。
おそらくNZに居住している日本人の中では有名な話だと思います。

私も危なかった

当初、NZで不動産を購入する前、私もこの会社に相談しようか悩んでいました。

理由はホームページがしっかりしていたこと、そして日本語が通じるからでした。

しかし、この会社に相談しなくてよかったと思っています。

この会社に相談せずに済んだのは、この会社や代表者についてホームページ調べたからです。
口コミで良い評判もあるのですが、よろしくない噂もそれなりにありました。

例えば資金が無い人はまともに相談にも乗ってくれないとか、代表者は気分屋で感情の浮き沈みが激しいとかでした。

このような書き込みがあったこともあり、相談することを見送ったのです。

そして今回の事件。
直感が働いたと思っています。

「火の無い所に煙は立たぬ」と言いますが、悪い噂があるというのは何かしら問題があるのです。

この会社に相談し、不動産を購入し、さらにグループ定期預金もやっていたら私も今頃被害者の一人になっていたかもしれません。

怪しい要因

これも後付けになってしまいますが騙されないためには、
①市中銀行より高い金利。
②申し込みも簡単。
という時点で疑うべきだったと思います。

①については現地人より有利な条件です。
資金が1億以上とかの富裕層ならばそのような話が回ってくるのかもしれませんが、数百万円程度でそんなうまい話は早々ありません。

通常、資産運用会社は数百万円くらいの資金を集めはしないと思います。
数百万ずつ集めたら顧客管理が膨大になりますし、手間と時間がかかってしまいます。
それよりも富裕層から一気に数億円集めた方が管理も手間も楽でしょう。

②についても、現地の銀行口座開設は年々難しくなっています。しかも英語は必須です。
一方、この会社に申し込めば英語も不要で申込みも簡単と言うのは手っ取り早くお金を集めいと言う意図があったのだと思います。

以上より現地の人より好条件で簡単に始められるというのは、なかなか無いと思います。
このような話が出てきたならば一度冷静になった方が良いのかもしれません。

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