投資用不動産のサイト「健美家」にグローバル不動産透明度インデックスと言うものが紹介されていました。
不動産取引の透明度を評価し、ランキング化している調査のようです。
そのランキングですが
1位:イギリス
2位:アメリカ
3位:オーストラリア
でした。
英語圏先進国がベスト3です。
そしてNZは6位、わが国、日本は16位でした。

先進国が軒並み高評価
ランキングを見てみると上位10位以内の「高」評価となっているのはすべて先進国です。
しかもその中のフランス、オランダ、スウェーデン、ドイツ以外はすべて英語圏です。
このランキングを見る限り英語圏の先進国は法整備、情報開示制度がしっかりしているのだと思います。
なので非居住者にも公平な不動産市場と言えると思います。
このように、透明度も高いと公平性も高まるので世界から不動産市場にお金が集まりやすいのだと思います。
今後もこれらの国の不動産市場は手堅く成長すると思います。
日本の評価はシンガポール以下
日本の評価は「中高」となっており16位となっています。
しかも同じアジア圏の国ではシンガポールが14位、香港が15位となっており、日本はアジア圏では3位です。
先日の記事でも書きましたがシンガポールは日本より進んでいると思う部分もあると思います。
なのでシンガポールの不動産制度は先進国並みと言っても良いのかもしれません。
香港については日本より上位ですが、最近の中国共産党の関与より、今後ランクダウンしそうな予感です。
東南アジアは中から中高
シンガポール以外の東南アジアは「中」評価が多いですね。
全世界から見れば普通なのかもしれませんが、非居住者が投資するとなるとなかなか正確な情報が得にくいのだと思います。
マレーシアが29位でシンガポールと大差で東南アジア2位となっています。
高評価の国はお金が集まりやすい
透明度が高く、公平な法制度の市場にはお金が集まりやすいと思います。
投資でもスポーツでもゲームでもルールは明確の方が新規参入しやすいと思います。
日本の場合、不動産業者に有利な情報は集まりやすい傾向があると思います。
なのでお宝物件や掘り出し物物件と言うものは市場には出てきません。
また、私の勝手なイメージですが、日本の不動産業者は玉石混交で、初心者が悪徳業者に騙されるケースが多いような気もします。
一方、NZの場合、不動産制度も透明度が高く、業者と言うより仲介者個人の評判が重要視されるので日本ほど不動産業界に黒いイメージはありません。
評判の良い仲介者は、勤務先が変わってもお客がついてくるようです。
参考までにグローバル不動産透明度インデックスについてはJIJI.comにも記事が掲載されてます。
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